オスマン・ヌーリ・トプバシュによって書かれたこの作品では、預言者ムハンマドの主たるスンナの一つである「熟考と考察」の重要性、効用、そしてどのように実践するべきかという点について言及されている。イスラームが熟考に与えている重要性にもかかわらず、人間はこの世界での仕事に重きを置き、熟考から遠ざかって生きていることが指摘されている。また一歩で、寿命という資本が永遠の生を得る為の唯一の道であることを指摘し、このことを把握しつつ熟考のうちに行動する者が、この世界でも来世でも成功する者となること、逆の方向性で生きた者はそれらを損なう者となることが不可避であることが語られている。